起動しないノートPC(Macbook Pro)のデータ復旧をご依頼いただいた
九州大学 教授 富松潔様によるデータレスキューセンター評価・評判

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九州大学 芸術工学研究院 教授 富松潔様

富松潔様

人間とコンピュータのインタラクションデザインの専門家である九州大学 芸術工学研究院 教授 富松潔様から、ノートPC(Macbook Pro)のデータ復旧をご依頼いただきました。
PCが起動できない状態でしたが、約108万ファイル(約109GB)のデータ復旧に成功しました。 ※インタビューは2018年2月のものです

●URLhttps://www.facebook.com/kiyoshi.tomimatsu

障害発生から弊社に依頼されるまでの経緯をお教え下さい。

研究室の学生から、使用しているノートPCの電源が急に入らなくなったと日曜日の夜にメールで相談を受けました。ノートPCは学校所有のApple製のMacbook Proでデータ記録装置は内蔵SSDです。最近のMacは分解することも難しい為、すぐに大学の担当部署に相談したところ、Appleでの修理保証を受けるか、以前から利用しているデータレスキューセンターさんでデータ復旧をすることを勧められました。
Appleに修理保証について問い合わせたところ、修理は可能だが「データの保証は行えない」とのことでした。データレスキューセンターさんは九州大学内で多数のデータ復旧の実績があり、実際に同じ学部の先生も利用したとのことでしたので、信頼できる会社だと思いすぐに依頼しました。

どのようなデータを保存されていらっしゃったのでしょうか?

学生が作成した設計データ、研究データです。1月末から2月にかけていくつか論文の投稿が迫っていたため、その準備で使用していました。古いデータに関してはデスクトップのiMacにバックアップを取っていましたが、最近のデータはバックアップを取る前で、書き起こすにしても締め切りに間に合わないということで、早急なデータの復旧が望まれました。

ご報告やご対応に関してはいかがでしたか?

研究等で多忙なこと、大学公費での支払いのため必要な書類等の確認もあり、データレスキューセンターさんへの申込み等の手続きについては全て大学の担当部署に任せていました。申し込みの際、メールは自分のアドレスでの登録をお願いしましたので、申込完了、到着時、調査報告など、要所要所でメールで連絡をいただき、「今自分がどの段階にいるのか」「何時頃報告が来るのか」など分かりやすく、随時確認することが出来ました。

データ復旧をご利用いただく際の不安点等ございましたか?

論文は締め切りがありますので、時間の問題、また復旧が出来なかった場合のリスクに備え、学生には万が一の準備をさせていました。今回、無事にデータ復旧が出来、学生の論文締め切りにも間に合いましたので、とても助かりました。

報告をお受け取りになられて、いかがでしたでしょうか?

到着案内から48時間以内に復旧可能なフォルダリストとファイルリストを一緒に頂くことが出来ました。データ量は100万ファイルを超える膨大な量でしたが、ざっと確認したところ、ファイル名、フォルダ名も出ていましたので、データに関しては大丈夫そうだと判断。また、費用も想定内の金額でしたのでこれならすぐにお願いしようと思い、即復旧の指示を出しました。

データをお受け取りになられていかがでしたか?

申込みをしてからわずか数日で手元にデータが戻り、対応の早さに驚くとともに感謝しています。学生にすぐにデータを渡しましたが、特に問題がある等の報告は受けていません。データもリストどおりに復旧されていて、締め切りにも間に合い、確かな技術力を感じています。データレスキューセンターさんは土日祝も作業をしていただけるのでタイムロスがなく、非常に助かりました。

普段の研究においてのデータの保存方法、バックアップ体制を教えてください。

以前は外付HDD等にもデータを保管していましたが、現在はMacのタイムマシンとクラウドを主に利用しています。また、普段から1度に3台ほどPCを並列して使用しており、それぞれにデータを分散することで万が一のトラブルに備えています。クラウドは場所を選ばずに使用できること、データの共有が手軽に出来る点が魅力ですが、機密性の高いデータを管理するには向きません。データの内容によって保管場所を変える、運用を決めることで万が一のリスクに備えています。例えば、機密性の高いマネジメントデータに関してはタイムマシン、学生達と研究において共有するデータはDropbox、Googleドキュメント、Googleスプレッドシートなどを活用しています。

デザイン関係でMacをご利用される方は多いのですが、Macの良い点はどのようなところですか?また悩みなどはございますか?

私はインタラクションデザインを研究する上で様々なソフトを使用しています。アートワーク、Illustratorを中心としたAdobeソフト、ビデオ編集にゲームのプログラミングなど、芸術系のソフトを使用するのに向いているものがMacPCです。
九州大学では学生に対し、入学時にPC所有を推奨しており、芸術工学部を含めMac OSのPCでスペックを指定している学部もあります。ただ、静音性、処理速度の早さが特徴のSSDでも年月がすぎればスピードが遅くなり、スペックも落ちていきます。私は毎年少しずつPCを入れ替え、4年ぐらいで研究室内の新陳代謝を測っています。
データは増えることはあっても減ることは滅多にありません。PCの買い替え時には全てのデータを丸々移し変えたいのですが、データ量が多く新品のPCなのにデータ領域を逼迫させてしまうことが悩みといえば、悩みかもしれません。

最後にデータレスキューセンターに対するご感想をお聞かせください。

自分の研究に必要不可欠なだけでなく、日常生活においてもデジタルデータは重要な資産です。その資産を運用するだけでなく、PCの入れ替え等の新陳代謝を含め、どのように守っていくかが重要だと思います。
今後、学生にもデータの取り扱いには十分に気をつけるよう注意をしますが、また有事の際はデータレスキューセンターさんに是非お願いしたいと思います。

※内容はインタビュー当時のものです。
※お忙しい中、快くインタビューに応じていただいた富松 潔様に心よりお礼申し上げます。

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