メルセデス・ベンツ等の自動車ディーラーやスターバックスに代表される大手ブランドのサイン(屋外広告物)分野において国内トップクラスの供給シェアを誇る朝日エティック様から、重度物理障害HDDのデータ復旧をご依頼いただきました。ヘッド系の障害、リードエラーにより正常動作・認識しない状態でしたが、99%(42,096ファイル/16,140MB)のデータ復旧に成功しました。
●所在地 | :大阪市福島区福島7丁目 15-26 大阪YMビル4F |
●設立 | :1954年12月1日 |
●売上高 | :156億円(2015年4月現在) |
●URL | :https://www.etic.co.jp/ |
使用者から、パソコンが起動しなくなったと連絡がありました。ハードディスクをパソコンから取り出してほかのパソコンに接続してみましたが、ハードディスクの動作が不安定なためか、データを読み出しできる状態にはならず、自分たちでは対応することができませんでした。
ハードディスクには業務で必要なデータが保存されていると使用者から聞いていましたので、データ復旧の依頼が必要だということになり、以前にも利用したことのあるデータレスキューセンターさんに申し込みました。
予想はしていましたが、初期調査の結果ではレベル4の重度の物理障害という診断で、メールと電話にて今後の調査内容、作業時間や費用の目安について説明いただきました。技術力を信頼し、また、データの重要性から引き続き重度障害の調査を依頼しました。
2日後には重度障害調査結果の報告をいただきました。結果が出るまでの期間は短く、フォルダ名やファイル名、データ容量の詳細が分かる「復旧可能なデータリスト」を提供いただきました。どのような状態での復旧となるのか、必要データが復旧できそうか、使用者にもこのデータリストであらかじめ確認してもらうことができました。
一緒にお送りいただいた見積書も目安の費用通りでしたので、最終的にデータ復旧作業の依頼をかけるまでの社内処理もスムーズに行うことができました。
今までの実績などもホームページで確認できますし、復旧可能な場合にデータリストと見積書を送付いただいてから検討できるという点で、信頼が置けるサービスを提供されてると思います。また、データレスキューセンターさんはプライバシーマークとISO27001も取得されていて、対応いただいた際の丁寧さからも安心して依頼できます。
後は費用面ですが、今回はヘッド障害と診断されました。ヘッドは非常に精密な部品で交換などの作業となる場合は、クリーンベンチなどを使用すると聞いています。弊社でもLEDの製造の際には特別に除電対策された環境を使用するなどしています。そういった専用設備だけではなく、データ復旧の調査にはソフトの開発、パーツの調達など、特に物理障害といわれる重度の障害の場合は高額になってしまう面があると思いますが、そのような中でも適正価格でご対応されていると思います。
業務上で必要とされるデータは、少し前と比べても、データの種類も容量も非常に大きなものとなり価値も高くなっています。パソコンを業務で利用するのは当然で、弊社でも社員一人一人にパソコンが支給されています。支給されたパソコンは一括で管理して、不具合が発生した場合や、性能向上のためにメモリやHDDの増設、SSDへの換装等を行うこともあります。その時に不具合が察知できれば問題ないのですが、突然に壊れてしまう場合があります。
論理的な障害であれば、市販ソフトを利用したり、Linuxでマウントしてみたりなど、出来る範囲でデータ復旧を試みていますが、物理的な障害が発生した場合は、対応のしようがありません。
また、阪神・淡路大震災の際には弊社の大阪の拠点が被害を受けましたが、システムのバックアップを別の拠点に取っていたので事なきを得ました。そのため、今でも弊社はバックアップを重要視していますが、それでも、自分たちでは対応できない突然のトラブルは発生します。そういった時にデータ復旧の依頼が必要となりますが、データレスキューセンターさんは安心して依頼できます。
レベル4の重度の物理障害とのことでしたが、99%のデータが復旧可能と判断され、復旧されたデータも使用者の方で問題ないと確認できました。
データ復旧の依頼は金曜日に行いましたが、翌土曜日にはデータレスキューセンターさんから発送され、週明けの月曜日にはデータを受け取ることができ、迅速な対応にとても助かりました。
データの復旧が必要になった際には、データレスキューセンターさんにお願いしたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。
※お忙しい中、快くインタビューに応じていただいた情報管理部 K.H様、朝日エティック株式会社様に心よりお礼申し上げます。