ハードディスク(HDD)編|データ保護ノススメ【データ復旧対策】

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ハードディスク/HDD編

ハードディスク(HDD)のトラブル対策

ハードディスク(HDD)は壊れる

ハードディスクは、磁性体を塗布したディスクを一定の間隔で重ね合わせた構造になっており、スピンドルモーターで高速回転させ、磁気ヘッドでデータを読み書きする仕組みになっています。 落下などによる衝撃を与えることなく通常使用していても、突然、故障や故障や障害が発生することがあります。使用環境はそれぞれ異なるため、故障の原因は特定できませんが、一般的には経年劣化による消耗や温度・湿度の急激な変化などがあると言われています。ハードディスクの耐久年数は5年程度とされていますが、同一の製品でも個体差が大きく、1年〜3年で故障してしまうHDDも多く見受けられます。
ハードディスクが消耗品である以上、故障を完全に防止することはできません。それを踏まえたうえで、まずは大切なデータを守る為のポイントをご紹介させていただきます。

対策11.HDDの取り扱いは慎重に!

HDD内部の部品も進化し続けており、現在では耐衝撃サスペンションや、衝撃を感知してヘッドを退避させる機構など様々な工夫が凝らされていますが、特に動作中の衝撃というのは致命的なダメージを与えることが多く、また衝撃の影響は後日現れる場合もあります。熱対策と合わせて置き場所や置き方を考えましょう。
また、USB3.0対応のポータブルHDDの場合、ケース側のUSBケーブルの差込口が基板から外れてパソコンに接続できなくなるケースが増えてきています。USBケーブルの取り外し時に負荷がかかって、基板上のUSB差込口が破損してしまうことがあります。USBケーブルの抜き差しは、やさしく慎重に取り扱うようにしましょう。

対策12.異音がしているハードディスクは動作させない!

ハードディスクから異音がしている場合は、内部に障害がある可能性が高く、動作(通電)させることで、記録面(プラッター)を傷つける恐れがありますので注意が必要です。普段聞きなれない音がしたら、すぐに電源を落としてください。 また、異音が聞こえなくても、落下や過剰電圧を与えてしまった後、またBIOSで認識しない場合などは、物理的に故障している可能性が高く、無理に動作(通電)させると障害が悪化しますので、データレスキューセンターにご相談ください。

対策13.ハードディスクの開封や基盤交換は行わない!

ハードディスク内部は、チリやホコリがついただけでも読み取れなくなります。当然、開封作業はクリーンベンチなどの環境で行う必要があり、安易な開封作業はデータ復旧を不可能にします。また、ハードディスクの基盤は、ハードディスクに関してそれぞれ固有の情報を持っており、その情報を元に制御を行っています。制御基盤は生産ロットや規格によって全く違いますので、安易に基盤を交換することはお控えください。 特にここ数年は、型番が同じでもファームウェアが異なるものが多く、ファームウェアが異なる基盤を使うと誤動作により致命的な障害が発生することがあります。

対策14.濡れたハードディスクは乾かさない!

ハードディスクを濡れたままで動作させると、ショートする危険性があるのは言うまでもありませんが、逆に乾かしてしまうと、内部に水垢が残って、データ復旧できなくなる恐れがあります。そのため、一旦水没したハードディスクは、完全に乾く前にデータレスキューセンターにお送り下さい。送付の際は、湿ったタオルに包んでからビニール袋に入れるなど、乾燥を防ぐようにした上でご郵送下さい。

対策15.暗号化をするならバックアップも同時に!

セキュリティ強化のため暗号化やロックをかけるケースも増えてきています。しかし、暗号化やロックがかかったままの状態でシステムやハードが破損してしまうと、暗号化をしていない場合と比較してデータ復旧の作業は困難になります。また、データ復旧が不可能なケースもありますので、暗号化をするだけで満足せずに、故障時のリスク対策としてデータのバックアップについても十分検討した上で実施しましょう。

対策16.NAS(Network Attached Storage)はサーバーと同じ!

Buffalo製のLinkstationやTeraStation、アイ・オー・データ製のLANDISKに代表されるNASは、LAN(ネットワーク)に接続するだけで、複数のパソコンの共有ディスクとして利用できるため利便性が高く、導入コストも安価になってきています。外見上は普通の外付けHDDと同じようにみえますが、ネットワーク機能、OS(Linuxなど)、管理用ユーティリティなどを一体化した単機能サーバーとなっています。そのためパソコンと同じく、システムファイルの破損による障害だけでハードディスク自体を認識できなくなるケースもありますので、NASの故障に備えてバックアップについても考慮する必要があります。

対策17.RAID構成HDDを過信しない!

複数のHDDにデータを分散させて保存するRAIDは、構成によって高速化や安全性が向上しますが過信は禁物です。HDDが1台故障した状態で動作している状況に気付かず、2台目、3台目のHDDが故障してしまったり、故障に気付いても交換後のリビルト(再構築)の最中に他のHDDが壊れたりする場合もあります(同一HDDを同じ条件で使用をしているので壊れるタイミングが重なることもあります)。また、データの誤削除やウィルス感染、ファイルの破損等は通常のシングルHDDと同じで対応できませんので、バックアップを含めた運用を構築する必要があります。

もしもHDDに障害が発生したら?

データを記録しているメディアの故障やトラブルは完全に防ぐことは出来ません。その為、大切なデータは外付けHDDやNAS/RAIDなどへ定期的にバックアップを取るなど、お使いの環境に合わせた運用を決めて、2重3重のバックアップを行うことをおすすめします。
大事なデータは何よりバックアップを取ることが一番ですが、万が一障害が発生してデータが読み取れなくなってしまったら、ご自分でデータ復旧をされようとして逆に障害を致命的なものにしてしまう場合がありますので、まずは、データレスキューセンターまでご相談ください。お客様の大切なデータを復旧するために、スタッフ一同全力を尽くします。

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